Tomoichiro Setsuda "A Man" (2014)


AdFest14第一日。
毎年楽しみしているセッションがFabulous Four。
アジアパシフィック各国から
今年のテーマ "Co-Create the Future" を元に脚本を募集。
24本の応募から3本を審査員がセレクション。
(1本は応募規定を満たさず失格)。
その後、選ばれた若手ディレクターが自分で制作費を工面し、
フィルムに仕上げる。



オーストラリア・パースのAdam Grabeley "Karen"、
東京のKeisuke Kuroyanagi "Deads"、
同じくTomoichiro Setsuda "A Man" の3作品が上映され、
審査員、ディレクターのパネルディスカッションとなった。


   (スクリーンは "Deads" 監督・Keisuke Kuroyanagi)


僕は、"A Man" が一番好きだった。
ひとりの男の一生を縦軸に、
それぞれの年代に合わせた女性(男と結婚して妻になり母になる)
の映像が割り込みループになっていく。



バス、水玉の赤い傘、オレンジのあめ玉を小道具に使って、
時をループするシンボルにするディテールがよくできていた。
審査員も "A Man" を最優秀作品に選んだ。