なぜプログラミングを学ぶのはむつかしいか


大規模公開オンラインコース (Massive Open Online Courses
=MOOC)、Coursera(コーセラ)講座に2月から取り組んでいる。
「インターネット:歴史、技術、安全性」
(Internet: History, Technology, and Security) を修了。
現在受講しているのがDr.Chuckの「みんなのプログラミング」
(PR4E=Programming for Everybody)。
どちらも全10週のコースだ。



週に4-5時間くらいの学習ペースで進むのだが、
このところプログラミングが面白くなり始めてきた。
同時に「どうして、こんなことがうまくできないんだ」
とガックリすることも増えた。
週末の家事(買い物、洗濯、掃除)を効率よく済ませ、
時間を作っては取り組んでいる。



Dr.Chuckのコースで面白いのは、
Peer Graded Assignment(受講者同士で採点し合う課題)。
例えば、最初の課題は「なぜ、プログラミングを学ぶのはむつかしいか」。
英語1,000語でエッセイを書き提出する。
〆切がやってくると、受講者4名のエッセイを読み採点する。
自分が提出したエッセイも他の受講者4名に採点される。
それが済むと、自分のエッセイを自分で採点する。



次の〆切に、他の受講生たちの採点とフィードバックが返ってくる。
僕も他の4名の仲間にフィードバックを書いて提出している。
この講座を受けている全世界数千人の、
誰のエッセイを採点しているか、
誰に自分のエッセイを採点されているかは分からない。
教授の力を借りず、
仲間同士の採点、フィードバックで学ぶ仕組みなのだ。
これはオンラインの力を借りないと難しいだろう。



50代以上の8%の受講生のひとりとなって
世界のどこかで暮らす、年齢も性別も国籍も分からない仲間たちに
励まされ、ときに励まし、一緒に学んでいる。
その事実ひとつとっても
僕はインターネット時代に生きる今を幸福に思う。