ソウルの旅の記憶


二日目はどこかで寄り道して帰ろうと思って
飛行機を遅めの便に変えていた。
前日、到着から就寝までびっしり予定が詰まっていたので疲労もあり、
他の仕事も残っていたので無理しないことにした。


14時までチェックアウトを遅らせても
余分な費用が発生しないことをフロントに確認。
部屋のインスタントコーヒーを入れる。
風呂にゆっくりつかって、宮部みゆきの続きを読む。


合間合間にメールやら、
次のタイ出張の飛行機、ホテルの手配を済ませる。
Expediaで調べたら、希望のホテルはあと一室!
値段も出張規程にどうにか収まりそうだ。




昼食はホテルに隣接したCOEXモールで簡単に取ることにした。
観光でやっていた男女四人連れに記念写真を頼まれ、
僕はハングルが話せないので英語で答えたら驚いていた。
エアポートバスの切符を買って空港に向かう。


時間はたっぷりあったので
カフェで連載コラムの翻訳を済ませる。
出国手続きを終えたら搭乗ゲート付近のソファで
Coursera "Welcome to Game Theory" のビデオ講義を見る。
二週分溜まっているので、寸暇を惜しんで追い付きたい。



ゲートの柱にある電源を借りて講義を見ていたら、
韓国人女性がアダプター変換器を借りに来た。
スマホのバッテリーが空になって困っていたのだ。
電源コードが日本仕様なのかな。


使いやすいようについでに席も譲ってあげたら
離れた席にいたボーイフレンドが日本語で僕に礼を言う。
どうってことのない一コマ、一コマが僕の旅の記憶になる。