殺気と推察


前日くらいから台所が殺気立ってくる。
普段の賄いごはんは僕の担当だが、
客が来るときのご馳走ごはんは同居人担当である。
毎年ギリギリまで仕事をして、
最後の最後で一気におせち料理から
晦日のおでん鍋までを準備する。
なので半径1m以内にはなるべく近寄らないようにする。
「寄らば斬るぞ」で知らないうちに
身体が真っ二つになっている恐れがある。



18時集合だったのに
18時30分になっても誰も現れない。
同居人は時刻を連絡ミスしたのかと気にしている。
なに、我が家に来る客はみなさんおおらかだ。
「自分ひとりくらいちょっと遅れても問題ないだろう」
と全員が考えて遅れてくるに違いない。
僕の推察は実に正確だったことが後に判明した。



  (九州のUさんから活け車海老が届いた!)


2015年、「デジタルノート」に訪問いただき感謝します。
誰も読まない日記を書くのと、
ときどき訪問者がやってくるブログの記事を書くのでは
中身も励みも違います。
どうぞみなさん、よいお年を!