鞍掛豆に、一人娘


会社勤めのみなさんでしたら、
そろそろ一週間が終わりかけていよいよ週末、
となるとちょっとホッとする気持ちになるでしょう。
もちろん、僕もそうですね。



同居人、友人とご飯を食べる約束が20時だったので、
一週間分の仕事を全部終えて、夕食前にちょいとひと風呂。
仕事の垢を洗い流しておきましょう。
今宵は地下鉄広尾駅下車10秒、
渋谷15番・広尾湯におじゃましました。



僕は手ぬぐい持参ですが、
東京銭湯組合の採算度外視「手ぶらセット」が便利ですよ。
タオル、シャンプー、ボディシャンプーのセットで100円。
銭湯文化を廃れさせないための心意気価格です。
みなさんも散歩の途中に銭湯を見かけたら、ぜひ一湯を。


さて、約束の店は青山にある、しゃれたお蕎麦屋さん。
本店は信州です。
前菜に頼む、このセットが強力。



緑のパンダのような二色豆が、「鞍掛(くらかけ)豆」(写真左)。
なるほど、鞍に似ています。
白い豆が、「一人娘」(写真右)。
あまりに大事で、できれば外に出したくないんだそうです。
そして、信州と言えば野沢菜
この店の常連、友人のMさんは、
これだけで酒を飲み続けることができると豪語します。


今夜の主役は友人のOさん、同居人で
先日開催した
東京コピーライターズストリートライブVol.2に感激したMさんが
二人をねぎらいたいと申し出てくれたのです。
僕は、お相伴。



なんせ、すべてをボランティアでやるライブなので
舞台裏は大変。お店の選定・交渉から、チラシ製作・発券まで
涙ぐましい苦労があるのです。
僕たちは客として金を払えば、
二時間楽しんでいればいいんですけどね。



一週間の仕事を終えて、こうして友人たちと過ごすひとときは
本当に愉快な時間になりますね。
結局、もう一軒寄って、時計を見たら午前三時。
腹をすかせた猫たちが家で怒っているに違いありません。
帰らなくっちゃ。