今宵、料理に逃避する。

10月21日から
ベルリンスクール・オブ・
クリエイティブ・リーダーシップの
モジュール5が始まる。
いよいよ今度は東京セッションで
みんながやってくる。
クラスメート13人、助教授1人、
事務局2人の16人全員が日本は初めて。
日本に来たことあるのは
マイケル・コンラッド学長ただひとりだ。
パートナーや家族を連れてくる人も多いから、
初来日の人の数はさらに増える見込みだ。
クラスで発表する宿題がまだできていない。
刻々と時間は迫ってくる。
そんなときに限って気分転換したくなる。
逃避の心境かしらね。人間の本能なんだろうね。
家に帰って自分の晩ご飯と同居人の夜食弁当を作る。
松茸(輸入もの)とベーコンを少量のオリーブオイルで炒めて
仕上げにすだちを絞る。自家製松茸オムレツだ。
たまごは近所のアロウカナが産んだ新鮮たまごを使う。
オムレツを焼く合間に新潟・栃尾のぶあつい油揚げを焼いて、
みょうがを刻んでのせる。みょうがにもすだちを少々絞る。
すだちはエライ、万能だ。この季節は大活躍してくれる。
台所で料理をしていると、
なんだかオレっていま
人生で真っ当なことをしているなぁ、と感じる。
勘違いかもしれないが。
当然のことだが、料理はできあがっても
宿題はできてこない。困った、困った。
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写真は、家の近所のなんでも屋さんのS屋。
もともとは酒屋だけど、野菜も雑貨も売っている。
店の前では古本まで売っている。
ちばてつや「ユキの太陽」(全4巻)を買ったこともある。