初秋のリハビリテーション


9月の三つの旅を終え、二日間の代休をもらい、
リハビリテーションに努めている。
と言っても宿題もあり、メールでのやりとりもあるから、
一日数時間は自宅勤務である。



野原状態になっていた秘湯会の畑の雑草を抜きにいった。
「根っこから抜いて土と選り分けとかないと、
 種が散らばってまたすぐボウボウになるよ」
とベテランに教えられる。
副会長はアキレス腱切断以来、畑仕事は敬遠している。
そちらの雑草も抜く。かれこれ2時間近くかかる。



8日間失踪していた黒兵衛は食欲旺盛で回復しつつある。
体重は3kgちょっとだが、これは筋肉が落ちたせいだ。
人参、じゃがいも、キャベツで増量されたご飯をペロリと平らげると、
勉強部屋のボックスの上で丸くなってひたすら寝ている。




近所の猫と一戦交えて右腹を負傷したハエタロウは
やはり自分の治癒力で傷をふさぎつつあり
DB先生が点滴、抗生物質を注射して回復をサポートしている。
お向かいのMさんのお嬢さんが
アジの刺身をハエタロウに差し入れしてくれる。
一家揃ってハエタロウファンなのだ。



歯肉炎だが乾燥エサ(カリポリ)に目がないハエタロウのために
電動ミルを買いに珈琲店モカジャバ」に行く。
ミルで挽いてぬれエサと混ぜてやるのだ。
バリスタをめざしているアルバイト女性がいて
カプチーノを飲ませてくれる。



僕は副会長とE湯の井戸水風呂につかり、
同居人に声をかけて近所の居食屋Tで湯上がりに一杯飲む。
自転車で走るのにいい季節になってきたので
Sにできたお店に行って各自愛車を修理してもらうかと相談する。
週末はおでん大会を開くので
きょうは吉祥寺のTまでタネを買い出しに行ってくる。


翌日は30℃近くまで気温が上がると天気予報は言っている。
夏の名残の暑さだろうか。