スーパースターの恩返し

きょうのゲストスピーカーは
ブラジルの広告会社AlmapBBDOの
Marcello Serpa
(写真右。左はマイケル・コンラッド学長)。
カンヌ広告祭でもっとも多くの賞を
獲得したブラジルのCDとして
世界中で尊敬を集めている。
ベルリンスクールの理事でもあり、
僕たちに3時間の講義とディスカッションを
プレゼントしてくれた。
特に印象に残ったのが、
「広告界では伝統的なメディアは死んだとか
広告そのものを否定することが多い。
自分たちの仕事を否定することは間違っている」
との言葉。
「メディアがどれだけ変わろうと
イデアがコアにあれば
人々にメッセージを伝えることができる」
とMarcelloは主張した。
同時に
「これから広告の仕事が
厳しい時代を迎えることは間違いない」
とも強調していた。
Marcelloは若い頃、7年間ドイツの広告界で
武者修行しプロフェッショナルとしての基礎を作った。
今回の講義とドイツADCへのプレゼンテーションは
その恩返しでもあったのだ。
国際化が進むことは人の絆がなくなることを
意味しない。むしろ絆はより重要な役割を
果たすに違いないのだ。