若いときに一緒に仕事をした方に誘われて
同居人と週末の赤坂に出かけた。
僕の出向元の友人F亭が
長年途切れていた縁の糸を結び直してくれた
（出向元のあるコミュニティでは
それぞれの名字に亭をつけて呼び合う。
親しみを込めた敬称である。
例えば斉藤なら斉藤亭）。
4人で二軒目に寄ったのが「木家下（こかげ）バー」。
知る人ぞ知る店で、開高健先生が通いつめたことで
有名である。このバーを取り上げたラジオCMで
広告賞のグランプリを二ついただいたことがあったが、
僕自身はそう言えば来たことがなかった。
頭の中で17年間空想し続けてきたバーだったのだ。
木家下には開高先生のメモリアルシートがあり、
カウンターの横、目立たぬ位置にプレートが貼ってある。
曰く、「"Noblesse oblige" 位 高ければ、努め多し
MAESTRO KAIKO's Memorial Seat」。
重い肩書きを持った客もこの席では頭を垂れ、
静かにウィスキーのグラスを傾ける。
店には高橋瞬さんが撮った開高先生の写真が
所狭しと飾ってある。
先生の命日には常連のみなさんが面影を偲んで集まり
「開高忌」を開く。
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ブログ「デジタルノート」を始めるとき、
友人が「自分のブログは一年で
50,000ページビューあったよ」と言っていた。
飼い猫を取り上げた人気ブログだ。
以来、なんとなく
「一年書き続けて50,000ページビュー」が目標になった。
目標というのもヘンだけれど。
本日、デジタルノートを書き始めて339日目で
50,000ページビューに到達。
行く先も決めずブラブラ散歩するようなブログに
おいでいただくみなさんのおかげ以外の何物でもありません。
ご愛読、お立寄り、感謝します。
せっかくだから
もうしばらく書いてみようかな、と思います。
