外は魚屋、中は居酒屋



踏切りを越えた反対側の商店街に
外は魚屋、中は居酒屋という店F家が6月に開店しました。
もともとは焼き鳥屋を経営していた人たちです。
一度は見ておこうと副会長、同居人とやってきました。
6.6キロもある赤イカが店頭にいます。
大間のマグロも入荷しました。




カウンタ−7席、テーブル6席の小さな店を
3人の若者が切り盛りしています。
段取りがまだまだ不十分です。
注文した品がなかなか出てこなかったり、
僕の目の前にある日本酒の一升瓶に気づかず
「品切れです」と明るく言いきったり。
それでも常連らしき60代、70代の男たちが
楽しそうにカウンターで一杯やりながら
店の若者たちに声をかけています。


値段はまずまずですが、味は?
僕たちの評価が一番高かったのが
築地で仕入れた小アジ一夜干し、本ししゃも。
店の人たちは炙っただけだから
誉められてもうれしいかどうかは分かりませんが。


ともあれ、家から通える範囲に
飲食店のバリエーションが増えるのは大歓迎。
ところで、メニューには
大間のマグロは登場していませんでした。
6.6キロの赤イカにしたって
さてどうやってさばいて売るつもりなんだろう?
売れ残らないといいんですけどね。



(おまけの話)


写真上は商店街に飾られた子どもの絵。
一枚一枚全部違う作品だ。
書いた子も、その家族もきっとうれしくて誇らしいだろうなぁ。


僕が住む街の商店街は全国で初めてスタンプを導入して
大型スーパーが進出するのを抑制した。
共同のスタンプがあれば一軒一軒は小さくとも
特徴を持った個人経営や家族経営の商売が成り立つ。
お客だってチェーン店ばかりが幅を利かす商店街よりよっぽど楽しい。


おまけにここのスタンプは
加盟店で現金同様に使えるのはもちろん
地元の信用金庫に貯金ができる「第二の通貨」なんです。
よほど知恵者のリーダーと、
コミュニティを守る絆があるんでしょうね。
子どもたちの絵を飾る企画も
イデア豊富なスタッフたちから生まれたに違いありません。