自分が会って話をしたいと思う人には
「会いたい」と自分の意思をきちんと表明した方がいい。
ソウルに行くと決まって僕が会いたいのは
Woonghyun Parkさんです。
ソウルでこの数年もっともクリエイティブと
評価されている会社のトップです。
Woonghyunさんの素晴らしいのは広告の仕事にとどまらず、
出版、音楽、ドキュメンタリーの領域にどんどん入っていき
アイデアを実現している点です。
3年ぶりに会ったけれど、さらに仕事が進化し、
愛すべき人柄はそのままであることに
驚いたり、ホッとしたりしました。
今回の旅では出発直前まで
僕の事情で連絡を取れなかったので
会えないかもしれないと半分は思っていました。
なんと、今夜だけ彼の時間が幸運にも取れたのでした。
ギリギリになってしまったけれど
自分の意思で「会いたい」と呼びかけて本当によかったです。
人生の残り時間では
義理で人に会うことをどれだけ割愛できるかが
勝負だと思っています。
その時間を使って、自分が本当に会いたい人に
自分から呼びかけて会って話をしたい。
一週間に一日はそういう日を作ると決めていたので
Woonghyunさんとの再会は記憶に残る一夜になりました。
そして驚いたことに今度の僕の旅が実現したのは
Woonghyunさんがある方に僕を紹介してくれたのがきっかけだ
ということが分かったのでした。
人生はときおり粋なプレゼントをくれるもんですね。
Woonghyunさんが東京に来たとき、
僕たちの好きな店で夕食をともにしました。
今夜はそのおかえしに
彼が以前よく通っていた地元の店に僕を連れていってくれました。
旅人がひとりではなかなか行けないこういう場所に
僕は行きたいんです。
