小さな酒屋の「北のがんこ酒」


我が家御用達の北沢酒店の親父が
山形・米鶴酒造に造らせた純米酒が「北のがんこ酒」。
いまは亡き奥方が親父のがんこさにちなんで
ストレートに命名した。



親父は4年間のシベリアの抑留生活を乗り越えて帰国し、
この街でいつからか酒屋を営むようになった。
近所には駒大野球部の寮があり、
腹をへらした部員たちがなにかとこの店の世話になっている。



親父の酒屋は小さな店だが、
良心的な酒を安価に造りたいと世に送り出したのが
「北のがんこ酒」なのである。
冷でよし、この季節、燗でよしと
なかなかオールマイティな日本酒だ。
原料の米は高畠町の美山錦を使っている。


どこぞでこの酒の名を知り
親父の店に買い求めにやってくる客あり、
以前からの根強いファンありで、北沢酒店の定番になっている。



昨夜は静岡・清水の魚としさんの近海マグロを
同居人に漬けにしてもらい、「がんこ」を燗にして飲んだ。
一升2,000円だから普段使いの純米酒としては
おおいにお薦めできる。


興味のある方は下記の連絡先にどうぞ。


  北沢酒店 03-3309-6015


まほろばの酒蔵」米鶴酒造については
こちらのリンクをご利用ください。


  http://www.yonetsuru.com/