西田幾多郎先生が思索にふけって歩いた
琵琶湖疎水分流の道は「哲学の小径」。
銀閣寺から若王子(にゃくおうじ)まで1.5kmほどの道のりです。
僕があれこれ考えながら、
あるいは語学を勉強しながら
スタスタ歩く近所の川沿いの道は「雑学の小径」。
先生と僕では考えていることの中身は
天と地ほどの開きがあるだろうけれど、
誰にでも歩いていて楽しい道があっていいんです。
(写真はすべて「雑学の小径」より。
「哲学の小径」ではありませんので、念のため)
ところで。
僕の休日はジェルとひげ剃りの要らない休日です。
ひげが伸びていることは、すなわち休みであるのだと
顔中で体感しているわけです。
こんな習慣を持っているのは僕だけかなぁ、と思っていたら
あるとき僕がいま務めている会社の元社長、現副社長も
まったく同じ習慣を持っているのを知って苦笑い。
この時代、自分の仕事があるだけでありがたいのは
頭では分かっちゃいるんですが、
その一方で宮仕えから離れた時間を大切にしたい気持ちは
みんな、捨て難いんですんねぇ。
人間、ですからねぇ。
きょうと明日で年末年始休暇もおしまい。
ああ、残念だ、と思う自分と、
最後までめいっぱい休みを楽しみきるぞと思う自分がいます。
出社の朝、ひげを剃り、頭髪をジェルで整えると、
さぁ、また仕事だ、とこれまた体感するのです。
でも、そのときまで、まだもう少し時間が残っています。
さて、みなさんの休暇はいかがですか?