公園ランナーとふかひれスープ麺

昨夜は代々木八幡駅そばの八幡湯におじゃました。
渋谷区の銭湯はあと一湯で全軒制覇となる。
初老の筋肉質の男性がトレーニングウェアで次々やってくる。
好奇心につられて尋ねてみると
週に何日か開放される代々木公園・織田フィールド
走る人たちであった。
みなさん、なんとなく本気の感じが全身から漂う。



皇居のまわりを走るランナーたちのメッカが
千代田区の四軒の銭湯であるように
ここ八幡湯は織田フィールドを走るランナーたちの聖地であったのだ。
平均年齢が高く60歳はゆうに越えているように見える。
ときどき40代、50代とおぼしき人も混じっている。


まったくこうして自分の足で街を歩いてみないと
世の中でなにが起きているか分かったものでない。
年末、忘年会に明け暮れている人がいるかと思えば、
深夜のグラウンドでひたすら走る人がいる。



湯から上がり私鉄とバスを乗り継いで家の近くまで帰り着き、
ふかひれスープ麺の看板がふと目に止まり
中華料理屋Tに引き込まれていった。
ふかひれの引力としか言いようがない。
今週の東京はとても気温が低く、
身体を芯から温めるには絶好の食べ物である。