<映画・TVドラマ・DVD・CD篇>
※順位付けはなし。数字は僕が観た日付
1.10 Christopher Nolan "The Dark Knight"
1.12 Christopher Nolan "Batman Begins"
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- 発売日: 2008/07/09
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同僚Tさんのストーリーテリング講座を受けたのがきっかけで
観ることにした。脚本、配役、演出、編集など、
ともかくクリストファー・ノーランの才能は注目に値する。
普通ならここで終わりかと思うところからさらに物語は進み、
観客はどこに連れていかれるのかまったく予想がつかなくなる。
大作大味なハリウッド・ムービーの条件を逆手にとって
これほど緻密な作品ができることが僕にはうれしい驚きだった。
ジョーカー役のヒース・レジャーの演技も深く心に刻まれた。
wikipedia:en:Christopher Nolan
wikipedia:en:Heath Andrew Ledger
1.17 小津安二郎「東京物語」
1.31 小津安二郎「お茶漬の味」
5.9 小津安二郎「長屋紳士録」(再)
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小津作品をまとめて観る年になった。
これもTさんの講義の副産物である。
どうして物語らしい物語がないのに
これほど自然に引き込まれるんだろう。不思議だ。
言葉や仕草の美しさが読後感に残る。
日本の文化がこうして日々の暮らしの中に残っていることが
なにより素晴らしい。
特に印象に残った三本をここではリストした。
3.3 古今亭志ん生「替り目」「火焔太鼓」(CD付マガジン)
CDつきマガジン 隔週刊 落語 昭和の名人 決定版 全26巻(2) 五代目 古今亭志ん生(壱)
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仕事帰りの電車の中で何度志ん生を聴いたことだろう。
心の中の柔らかな部分をくすぐられるような声に、
一日の仕事を終えて硬くなってしまった自分が癒されることを知った。
この声は日本人の宝物だな。他の言語には訳しようがない。
国際的な多様性を身につけることは
これからを生きるには欠かせないことではあるが、
他方で翻訳を拒絶する、その文化固有の財産があることが豊かさなのだ。
……ともっともらしく解説すれば、
「よせやい、もっともらしすぎらぁ」と師匠は嫌がるだろうかね。
4.24 手塚治虫「創作の秘密」(DVD)
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NHKスペシャルで1986年に放映された番組のDVD。
ビデオに録画していたのだが
誰かに貸してからずっと行方不明になっていた。
どうしてももういっぺん観たいと念じていたら、
Takさんのブログ「弐代目・蒼い日記帳」でDVD発売を知り、
再度観ることができた。
23年たっていても自分が細部まで記憶していることに驚いた。
それだけ印象が強かったのだ。
それにしても手塚治虫の創作の泉は
汲めども尽くせぬようだ。
5.9-12.6 Heroes (シーズン1/2/3)全59話
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ベルリンスクール級友、サンパウロのLuizに
スクールに通っていた頃、推薦されていた作品だ。
ようやく今年観ることができた。
いったん観始めたら途中では止められない。
7ヶ月かかって、現在発売されているシーズン3まで、
全59話を観た。
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
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現在、映像をつくる才能は
ハリウッドからTVドラマに避難しているのではないか。
製作総指揮のティム・クリングのリーダーシップに敬意を表す。
とにかく脚本、配役、演出、編集が素晴らしい。
僕はやはり悪の主人公サイラーに一番着目している。
この役者、ザッカリー・クイントがいいね。
シーズン2、シーズン3と進むにつれ、
家の近くのDVDショップはいつ覗いても貸し出し中。
オンラインショップTsutaya Discasを利用して借りた。
一作につき常に1,500枚近い在庫を持つのが強い。
この領域でもリアルショップ危うしの感がする。
wikipedia:en:Tim Kling
wikipedia:en:Zachary Quinto
5.29 グラントリノ
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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同僚やブロガーTOSHIの鏡さんらが
口を揃えて名作であるというので銀座マリオンに出かけて行った。
確かにクリント・イーストウッドが素晴らしい。
ラストシーンが泣かせる。
劇場には50代、60代とおぼしき男女の観客を大勢見かけた。
日頃、映画館に足を運びそうもない人たちを引き付けるだけの引力が
この作品にはあった。テーマ音楽も素晴らしいね。
8.22 川島雄三「幕末太陽伝」
8.23 川島雄三「幕末太陽伝」(再)
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2002/11/22
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小林信彦が「日本の喜劇人」で
再三再四取り上げている日本映画の傑作。
長く観たいと思い叶わなかったが、
秘湯会副会長がDVDを持っていることを知り、
とうとう今年観ることができた。
- 作者: 小林信彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/04
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フランキー堺がこれほどいい役者であったことは
この作品を観るまでは実感できなかった。
小林が絶賛するのも無理はない。
花魁を演ずる南田洋子の可憐なこと。
フィルムはその人の一番良かったときを定着させることがあり、
記憶にしか残らない舞台とはそこが違う。
その代わり、駄作も未来永劫残るからつらいけどね。
wikipedia:川島雄三
wikipedia:フランキー堺
wikipedia:南田洋子
(この映画のDVDは未発売です。
劇場での上映については
アンダーラインを引いた「小三治」をクリックして
オフィシャルサイトに飛んで調べてください)
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(D)
- 発売日: 2007/09/26
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(上記のDVDは参考資料として掲載しました)
一度は覗いてみたかった下高井戸シネマで、
今年立ち見がでたという小品があった。
それが康宇政監督の長編映画第一作「小三治」である。
この作品を劇場で観ることができて本当によかった。
もともとは小三治師匠が自分の芸の記録を残しておくために
康監督に依頼した仕事である。商業用映像ではなかった。
そこからが凄い。
康監督は三年間、小三治師匠を追いつづけ、
とうとうこの自主映画を完成した。
師匠の人間的魅力があますことなく描かれているし、
師匠の落語をもっと聴き、著書を読んでみたいと思わせた。
下高井戸シネマのキュレーターの慧眼に感謝したい。