泥にも負けず、マドルスルー


雪こそ降らなかったけれど寒い一日でしたね。
このところ「マドルスルー」という言葉を思い浮かべています。
梅田望夫さんが著書で紹介してくれた言葉です。
シリコンバレーの人たちが先の見えない泥の中で進みながら、
不屈の精神で自分たちの仕事を進めていくことを指します。



デジタル技術が可能にしてくれたコミュニケーションの広がりに
個人としてワクワクします。
この変革期に間に合ってよかった。


一方、コミュニケーションの仕事をするプロフェッショナルとして、
昨日までに身につけた知識、経験、人間関係の価値が
激変していることを肌で感じます。
安心していては危ない。
これが「マドルスルー」の感覚なのでしょうか。


シリコンバレーは私をどう変えたか―起業の聖地での知的格闘記

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仕事がたやすいと思ったことはまだ一度もないけれど、
目や口や鼻や耳にときどき泥が入りながら、
なおも次の目的地を探す実感は独特のものです。
泥の中を進むことがそもそも当たり前なのだと覚悟することが
大事なんでしょうね。