やがて絶妙のゆで具合がやってくる


会社では話す3に対して聴く7くらいの割合で
人の話を聴くのが仕事である。
したがって、ランチやら、帰り道で一杯というときは、
ひとりが気楽である。
ひとりでフラッと店に入ってほとんど口をきかないくらいが
精神のバランスが取れるようなのだ。
きっと、人間は一日に聴くことのできる言葉の量が決まっていて
その境界線を越えると言葉があふれてしまうんだろう。



  (本編とは関係ないが、可愛かったのでコトラン登場)


昼は、Bottega Violaのパスタにする。
ここのパスタはうまい。
この界隈では一番ではないかと思う。
にんにくを使ったパスタ、トマトソースのパスタ、
グリルで焼き上げるパスタと毎日三種類。
いつも、昼時から30分から1時間ほどずらして行くので、
限定10食のグリルのパスタはまだお目にかかったことがない。



小海老、ツナ、ポロ葱、生トマトを使った
アーリオ・オーリオのパスタ。
ハムと薄焼き卵をのせたたっぷりサラダと飲み物がついて
ちょうど、1,000円。


アルデンテよりちょっと芯が硬いかなぁ、
と思って食べているうちに絶妙のゆで具合がやってくる。
客は女性7から8に対して、男性が2から3といった割合。
繁盛する店には必ず理由がある。