酔い醒ましに、夜風にあたる


とにかく、暑い。
野菜だって、同じく暑いだろう。
昨日は16時になって畑の茄子に水をやりにいく。
このところの猛暑で畑が砂漠化している。





副会長が入手したブロッコリー、カリフラワー、キャベツの苗を
移植する。うまく土になじんで根を張れるか、どうか。
たっぷりの水をやり、苗間に肥料を入れる。
大根の種まきは延期した。
この暑さでは芽を出す力が負けてしまわないか心配なのだ。



昨夜は秋田県人の酒豪A君を久々に招いて、
日本酒を飲む会である。
井戸水銭湯E湯に副会長と三人でつかる。
湯上がりの宴は、清水の魚屋・魚としの戻りカツオのたたきと
鰺の酢じめから始まった。
この春、酒専用の冷蔵庫を購入したために、
繊細な日本酒がいい状態で保存できたのが幸いだ。



6種類の日本酒を楽しんだ時点で、
玄関前で夜風にあたり酒を醒ます。
外暮らしのプロ、ハエタロウが僕のそばで香箱をつくる。
ときおり家の前を人が通り過ぎる。
玄関前に座っている僕を横目で見て、
少しギョッとしながら、見なかったふりをして通り過ぎてゆく。


醒ますという字は酉に星と書く。
「酉(ゆう)は酒樽の形で、酒のもとの字である。
白川静『常用字解』より)」
酒を醒ますために星を見るのはどうやら理に適っている。


常用字解

常用字解