久しぶりに服を買った!


2008年9月のリーマンショック以降
衣料品にお金をかけることが少なくなったと実感する人は
結構多いのではないか。
我が家はそうだった。



     (グラフはGarbagenews.comより引用)


大型小売店(百貨店+総合スーパー)の
衣料品販売動向のデータを調べてみる。
1996年をピークに1997年からマイナス成長が続く。
2008年以降は以下の通りである。


      2008 93.6
      2009 86.6
      2010 93.7


        (販売額・前年比)


この14年間で販売額・前年比のワースト3がこの三年間である。
2009年が最低。2008年がそれに次ぎ、
2009年が2008年にほぼ横並び。
僕の感覚とデータはほぼ合っている。
2010年の販売額は1996年と比較して54.2%。
14年で約半分になった訳だ。



久しぶりに銀座のデパートMに出かけた。
好きなブランドが7日までセール中なのだ。
百貨店に足を踏み入れてもかつての独特のにぎわいがない。
冷静になってしまえば
百貨店は割引の少ない寄せ集め所帯であると思い知る。
おかげでセール5日目にも関わらず、
気に入った品が残っていた。
しかもそのブランドではめったにない50%割引。
半額である。



店員に尋ねてみると、だいぶ活気は戻ってきたが、
震災後一ヶ月の在庫が積み残しになっていること、
被災地が製品の生産地でもあったことからくる納品の遅れなどが
いまだに売れ行きに影響を与えている。


気に入った服は長く大切に着るから
結局いい買い物になると僕は思う。
普段は情報機器や本にお金を回すために後回しにしているが
職人やデザイナーが丁寧に作った服を買い
身につけるのは気分のいいことだ。


     (文中データは日本アパレル工業技術研究会
      アパレル統計データベースより引用)