台北にいる。9年ぶりである。
この国は日本人に優しい。
東日本大震災のときもまっ先に支援活動をしてくれた。
同僚と晩飯に出かける。
海鮮料理を中心に
一皿100元（約250円）で出してくれる店に目を付けた。
迷わず入る。
地元客で賑わう店はいい店に決まっている。
ビールは冷蔵庫から自分で取り出し、
メニューの漢字を眺めながら料理を想像して注文する。
料理はどれもうまい。
台北は食で元気になれる街なのだ。
それにしても電飾看板「生猛海鮮100元」の
「猛」の字がなんだか怖い。
フグの毒なぞ連想させる。
幸い僕たちは台北初日に「猛」にやられることもなく、
お腹を満たして宿に戻った。
