盗難自転車が帰ってきた


2枚の年賀状と一緒にハガキが入っていた。
「E自転車集積場まで自転車を取りに来い」と書いてある。
2011年9月5日未明、
家の前から盗まれた自転車(ママチャリ)だった。



我が家の最寄りから3駅先のK駅前に放置され
12月9日に集積場に回収されている。
自転車泥棒は盗んだ後しばらく自分で使っていたようだ。
「引き取りに来なければ処分する」とハガキにあるが、
要はリサイクル品として販売してしまいますという意味だ。



よく晴れて天気はよかったし、
世話になった自転車を見捨てる訳にはいかんので
電車に乗って引き取りに行った。
手数料として3,000円取られる。
集積所のおじさんが
回収時に壊れていたサドルを修理してくれていた。



合い鍵は持っていたしパンクもしていなかったので
帰りはその自転車に乗って家まで帰った。
我が家の、広いとは言えない物置場に
都合4台の自転車が並ぶことになった。
代わりのママチャリは同居人が既に購入していたのだ。



自転車集積場に出かけるとき
バンパー、ボンネット部分がつぶれた個人タクシーを見かけた。
運転手が無事がどうかも事故原因も分からない。
これじゃ新年早々商売にもならないし
当事者はさぞ難儀なことだろう。
帰りがけに見たら事故車を運ぶトラックが
ちょうど手配されたところだった。