上杉隆『国家の恥ー一億総洗脳化の真実』を読む。
僕は上杉の考え、意見に常に同感する訳では無論ない。
しかし、現代日本のジャーナリズムに上杉の存在は大きい。
本書はダイヤモンド・オンライン連載
「週刊・上杉隆」から抜粋編集。
3.11以降、原発問題における政府、マスコミの
情報コントロールの実態究明に多くの頁を割いている。
- 作者: 上杉隆
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2011/11/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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上杉は世界で唯一の閉鎖的記者クラブの欠陥を
長年に渡って批判。
民主党政権になっても
一部を除き記者クラブ開放は実現していない。
Twitter、Ustream、ニコニコ動画などを活用し、
例えば小沢一郎の記者会見をライブ中継。
暫定代表として自由報道協会の立ち上げ。
いずれも批判で終わらせず、
行動で自分の意志を表明している。
(温冷二槽の温泉を持つ下高井戸の銭湯「月見湯」。
よく温まります)
その上杉が2011年12月末日を持って
ジャーナリストとしての無期限休筆を宣言した。
上杉が福島に移住する話が
Twitterで取り上げられていたが僕は事実は確認していない。
なんとも残念なことである。
(小左衛門・超活性にごり純米大吟醸。
「唐木屋のおく」を再訪して呑んできました!)
自分の頭で考え判断するためには
情報源を多様化することが不可欠であると僕は考えている。
ジャーナリストとして休筆しようと、
個人・上杉が死ぬ訳ではない。
個人・上杉の今後の活動、発言にいっそう注目していきたい。
手始めとして月840円の購読料を支払い、
「上杉隆の東京脱力メールマガジン」の購入を決めた。
応援とは身銭を切ることである。
(文中敬称略)