奥会津「宮下温泉」に戻ってくる


東京駅から東北新幹線で郡山。
磐越西線に乗り換えて会津若松
さらに只見線に乗り換えて会津宮下
会津宮下温泉「栄光館」に戻ってきた。
一年ぶりである。



「栄光館」は東日本大震災の影響は軽微だったものの
7月末の新潟・福島集中豪雨で只見川が氾濫し一階がすべて冠水。
2011年12月にようやく営業再開にこぎつけたのだ。
おかみさんが気丈に陣頭指揮をしている。
税金の還付金があったので
どうせなら福島で使おうと出かけてきたのだ。



あれから一年。
町に二台しかなかったタクシーはどちらも廃業。
旅行者の僕たちも困るが
それ以上に病院に通うお年寄りたちの日常の足がなくなった。
公営のマイクロバスを出そうと動きはあるが、
なかなか簡単には実現しない。



温泉が豊かで、
この時期の山菜の味は特筆に値する土地だが、
原発事故の風評被害は確実に及んでいる。
この地から経済の動きを眺めていると、
大震災、原発事故の影響は
解決に向かうどころかむしろ深化しているように思える。




宮下温泉 栄光舘
0241-52-2636