その「生きもの」を創造するか殺すか


鎌倉で月一回二泊三日の合宿が始まった。
現場にちりぢりになっていたメンバーがこの朝再集合してくる。
ひとりひとりの個としての成長はもちろん、
グループとしてのダイナミズム、うねりを一年かけてどう創れるか。
それはまるで生きもののように上がったり下がったり、
ときにはおかしな方向にうねって脱線していく。



そのダイナミズムをどうしたらポジティブな方向に制御できるか。
制御しすぎて「生きもの」を手なずけてしまえば
肝心かなめの野生を削ぐばかりか殺してしまうことさえある。
僕たちディレクターやガイドの役割の難しさはそこにある。
参加者全員でその「生きもの」に立ち向かう6月。