一気通貫で11時間眠る


カンヌ、ジャカルタ、鎌倉。
6月中旬から三週間以上続いた遠征に一区切りついた。
同居人の声に目覚める。
11時間以上一気通貫で眠ったことに気づく。
夜中に一度も目覚めずに眠れたのはいつ以来か。
残存バッテリーが35%から90%くらいまで上がった感じだ。



そう、本日は例によって「忍法代休作戦」である。
出張中、家の用事をすべて同居人にやってもらっていたので
せっせと失点を埋める必要がある。
午前中ハエタロウをO動物病院に連れていく。
ハエタロウは歯肉炎を抱えているため、
通常で三週間に一度、夏場は二週間に一度診てもらう。
点滴と注射で病の発症を抑える。



歯肉炎は動物にとって死の病である。
放っておけばやがて食事が取れなくなり水が飲めなくなる。
骨皮筋右衛門になっている野良猫を見つけたら
僕はまず歯肉炎を疑う。
ハエタロウは家族の一員であるので
もちろんできる限りの面倒はみる。
本人が「なぜ、医者に連れていくんじゃ」と文句を言っても、
いっさい耳を貸さずに連れていく。