幸福オーラを発散している


どうしてときどき食べたくなるんだろうなぁ。
カロリーは高いに違いないし、
野菜と言えば刻みキャベツと味噌汁の具、漬け物だけだ。
身体にいいとは思えない。
S駅駅ビル1F「むさしや」を覗く。



最混雑時間帯を外しても5、6人は並んでいる
相変わらずの根強い人気。
順番がやってきた者は
7席あるカウンターの椅子のひとつに静かに腰かけ、
昔ながらの茹ですぎナポリタンや煮込みハンバーグにかぶりつく。
僕は「ハンバーグ丼」(750円)に
目玉焼きひとつ(100円)載せる(僕の)最強メニュー(写真上)。



21世紀がやってきて12年になる東京で、
この極小空間からつましい幸福のオーラが発散している。
そのせいかな、ときどき来たくなるのは。
地球最後の日にうっかり食べたくなってしまうかもしれない。