翻訳の仕事が9ヶ月続いている


マレーシアの友人が書いてくれたコラム
「セカイメガネ」の日本語訳を午後に校了
原文にないことを書き足したり、
書いてあることを勝手に削除はできない。
その制約の中でも翻訳には
ずいぶんと創造性の余地が残されているんだなぁと気づく。


中途で不明なことがあれば
執筆者と直接やりとりして、自分でも資料を調べ直す。
原稿内容の背景が鮮明になってくれば
翻訳の文章が変わってくるのだ。



後輩Sさんが当時編集部にいて僕を推薦してくれた。
出した企画が通って始めた連載が9ヶ月続き、今回で第16回。
執筆者の人選から翻訳まで全部やる。
僕が書いた第1回を除き、日本以外の国に住み
クリエーティブの仕事をしている人たちが執筆陣だ。
ときには書き直してもらうこともあるから、
僕が直接会って信頼関係を築いている人にだけ依頼する。
二つのウェブサイト(日本語版、英語版)にも転載が始まった。



翻訳の仕事だけでご飯はとても食べられそうにないが、
やり始めてみると結構楽しい。
自分で原稿を書くのとは違う技術があることが分かってきた。
会社に勤めていると、給料のうちで
こうした時間の使い方ができることもある。