柚子胡椒と訒小平 - 中山幸雄デジタルノート

19時少し前に仕事を終え電車に乗る。
ターミナルS駅で下車して
マイケル・ヘルガ夫妻が気に入っていた柚子胡椒を
K百貨店地下食品売場で買う。
土曜日にもう一度お会いできることになったので
たいしてかさばらないしお土産に持って帰ってもらうのだ。

Tully'sに寄る。
石倉洋子先生主宰、グローバル・アジェンダ・セミナーの
グループワークの個人作業を進めるのだ。
ファッション、医療、コンピュータグラフィックスを教える
M学園ビルの1階にあるからか、
20代の人が本を読んだり勉強したりしている。

実は世間の大半のおじさんたちの方が
よっぽど勉強不足ではないかと僕は思う。
過去の体験や知識、思い出にすがってばかりで
自分を日々更新しようとしている人にはめったに会えない。
がんばれ若者たち、おじさんも負けないぞ、
とMacBook Airをバッグから取り出す。

閉店の21時まで粘って地下のブックファーストに寄る。
エズラ・ヴォーゲルが10年の歳月をかけて書いた
訒小平伝記の日本語訳が上下二冊で発売されたのだ。
古代から現代までの中国史は
僕がこの数年継続して勉強しているテーマのひとつだ。
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を書いた
ハーバード大学名誉教授と言えば、思い当たる方も多いだろう。