佐々木高政『新訂・英文解釈考』(1980)


伊藤和夫『英文解釈教室・改訂版』を
二度通読した後はどうしよう?
三度目に挑戦するか。
原書の森をさまようか。


英文解釈教室 改訂版

英文解釈教室 改訂版


アマゾン、はてなブクログなどのブックレビューは
実に重宝だ。
これは、という道標になるレビューに時折出遭う。
佐々木高政『新訂・英文解釈考』に行き着いた。



要は現実の英語の森をさまようとき、
頼りになる磁石、ナイフ、懐中電灯が僕は欲しいのだ。
1,300年の日本の古典を探索するための
小西甚一『古文研究法』のように。
無駄なく、かつ精確な道具が欲しいのだ。


古文研究法

古文研究法


そうした道具をこさえる先生方ときたら、
どの方も頑固一徹で、そのくせ読者に対する愛情に溢れている。
佐々木の著作にもそんな雰囲気が漂う。
伊藤、小西、佐々木各先生の名著を絶版にしない出版社、編集者に
僕は身銭を切ることで最大限の敬意を払いたい。


新訂・英文解釈考

新訂・英文解釈考


(文中敬称略)