気晴らし万年筆2本


とてつもない悩みというほどのことはないけれど、
仕事や家庭でちょっとしたストレスを感じたとき
みなさんならどうしてます?
僕の数ある気晴らしのひとつは文房具。
通勤通路であるS駅改札口を出ると、
銀座伊東屋支店があります。
規模はたいしたことはないけれど、
そこは伊東屋、一通りのものは揃っている。



なにか、気晴らしはないかな……。
ありました。
日本製万年筆です。
1本はこどもたちに万年筆のよさを知ってもらうシリーズ、
kaküno(カクノ)(写真上・右)。1,050円。
ペリカンが出している子ども向け万年筆
Pelicano Junior(ペリカーノ・ジュニア)(写真下)がロールモデルでしょう。
ネーミングもなんとなく似てますね。



もう1本が試し書きで気に入った
cocoon(コクーン)(写真二つ上・左)。3,150円。
どちらも、パイロットの製品です。
日本の万年筆の実力を侮ってはいけません。
ベルリンスクールコンラッド学長も、
モンブランペリカンを差し置いて
日本製ノック式万年筆(!)を愛用しているのを
僕は目撃したことがあります。



   (胡留「ワシにこれ以上、どうやってくつろげと言うんじゃい」)


カートリッジインクを装着して
万年筆を使って文字を書いていると、
「あれ、僕、なんか悩んでたんじゃなかったっけか……」
きっと僕のストレスなんてその程度のものなんですね。
ストレス対処の、ささやかな処方箋です。
なにか深刻にお悩みの方には
まったく参考にならないノー天気な話で失礼しました!