本日は残業日


月火と祝日だったのは大変うれしいことだが、
仕事は溜まる。
朝一番で若者たちから相談事が飛び込んできたから
急きょランチョンミーティングに切り替える。
僕は社内売店で買ってきた焼きそば、おむすびを食べながら、
二人もパンなど頬張りながら一緒に解決方法を捜す。



もっとも懸案の案件のひとつも
同僚Iさんとの打ち合わせを臨機応援で組み少しは光が見えた。
困難は自分で予測して動き、
その場その場で柔軟に手を打っておかないと手遅れになる。
お、気づけば夕方だ。


外に出るのも面倒なので
4F社員食堂蕎麦屋Tで腹ごしらえ。
忙しくなってくるとゆっくり食べるより
さっさと済ませて続きに取り掛かりたい。
時間に追われるときに社内で栄養補給できるのはありがたい。



先週引き受けた新規の仕事にようやく取り組む。
やり始めると欲が出てきて、みっちり3時間半。
もう22時30分だ。
先ほどから何度もアナウンスが流れ、
時間の切れ目ごとに照明が落ちる。


仕事を続ける意志があるなら、
必要な箇所だけ照明を再点灯しなさいと女性の声が無機質に告げる。
深夜まで社員が残業することを
会社が望まない時代にとっくになっている。
仕事をいつも複数抱える働き盛りの若者たちには
女性のアナウンスは嫌みとしか聞こえないだろう。



一度草稿まで仕上げておけば、
後は何度か推敲すれば完成に近づく。
ロンドンに送る〆切は来週金曜日。
僕に仕事を頼んできた同僚Oさんには
せめて二日前には納品してあげたい。
彼が自分で検討しておきたいことも
きっと出てくるに違いないからだ。


きょうは最初から残業日と決めていたので、
イコール休肝日。
もう帰ろう。