Mega Faces - ロシアのイノベーション


さて、イノベーション・ライオン、
ショートリスト・プレゼンテーション二日目。
午後一番には同僚のYoriが、大学教授Tomoとともに
Kirobo Robot Projectを発表する。
僕の採点で7+となったのは以下の三点。


  ●Drinkable Book(アメリカ)7.5
  ●Mega Faces(ロシア)9.0
  ●Project Daniel - 3D Printing Prosthetic Arms(アメリカ)7.0



Kirobo Robot Projectは6.5でそれに続く。
30作品のショートリストで4席のイノベーション・ライオン
(グランプリ含む)を争うから、4席目を取れるかどうかが勝負だ。
(まぁ、審査員でない僕の勝手な採点ですから、
 ご愛敬で受け止めてください)



僕のグランプリは
ソチ・オリンピック・パビリオンで公開されたMega Facesだ。
ビジターはまずフォトブースで5台のカメラで自分を撮影してもらう。
レンダーリングをし、8m x 6m のサイズで自分の顔が3Dで現れる。
自分の顔が出る時間はSNSで案内してくれるから見逃す心配はない。
14万人が参加し、ベスト・パビリオンに選出されている。



この作品を手がけたモスクワのMegafonは
オリンピック/パラリンピック開催までの12ヶ月でデバイスを完成させた。
いま世界中から仕事の注文が殺到している。
究極の3D Selfieという訳だ。
みんな自分が好きであるというインサイトだけは
いつの時代も、どこの国でも不変であるのが愉快だ。
イノベーション・ライオンの結果は6月21日(土)に発表される。