パチンコが度を越したギャンブルになって以来、
とんと行かなくなっていた。
いまや貧乏人から金を搾り取る場所に成り下がり、
庶民のささやかな娯楽の地位から滑り落ちた、
というのが僕の見方だ。
「ん、イチパチってなんだ？」
ごく一部の常連を除いて集客できず、
閑古鳥が鳴いていたパチンコ屋が
2007年頃から起死回生で取った戦術だった。
一個4円で借りるパチンコ玉を1/4にダンピングして一個1円。
一日20,000円前後稼ぐ一攫千金も1/4の5,000円。
その分、客に長く遊ばせる訳だ。
従来のヨンパチはもちろん残している。
僕自身はパチンコ屋に戻る気はないが、
追い詰められた業界の一手としては認めたい。
でも、もう8年前からそうなってたなんて知らなかったな。
逃げた客はイチパチで戻ってきているらしい。
