同僚が早期退職で去っていく


人それぞれタイミングや事情があるからやむを得ない。
12月末に107人の同僚が早期退職を決めた。
僕が一緒に仕事をした方たちの名前も社内誌に掲載されていた。
定年退職後もシニア契約社員で残っている僕より、
先に退社していく年下の同僚たちを見送るのはなんだか不思議な気もする。
名総務課長としてみんなに慕われてきたMさんの送別が
この夜の年末局会の柱企画だった。



Mさん以外にも、セミナーのスピーカーでよく競演したRさん。
連載コラム「セカイメガネ」を伴走してくれた編集Sさん。
広告賞やセミナーで裏方を務めてきたYさん。
若手の人材育成に励んできたHさん。
他にもまだまだ僕の知っている方たちが12月に去っていく。
ソーシャルメディアもメールも携帯もある時代だから
これで一生の別れになる訳ではないけれど、
苦楽をともにして仕事をやることはたぶんもうないだろう。



苦楽をともにするから、仕事仲間には絆が生まれる。
遊び仲間とはまた違って、味わいのある関係だ。
目的を達成するためには意見や感情がぶつかったり
すれ違うことだってある。
それを乗り越えてこそ、信頼が築かれていく。
信頼を築くには時間と困難が必要だ。
早期退職を決断した仲間たちの次のステージに
より多くの光が降り注がれることを!
   ……でも、やっぱり寂しいなぁ……