日本一楽しい『うんこ漢字ドリル』(全6巻)


新聞のデジタルクリッピング
(切り抜く代わりにiPhoneで撮影し、iPhotoで管理・活用)
をしていて思わず苦笑してしまった。
きょうのスクラップブックから。
読売新聞2017年4月19日朝刊。



3018例文すべてに「うんこ」を使った、
日本一楽しい漢字ドリル『うんこ漢字ドリル』(全6巻)だ。
小学1年生から6年生まで6巻あり、
発売2週間でシリーズ累計63万部売れた。


例えば小学2年生のドリルで「友」を学ぶとき、
こんな例文が並ぶ。


   1. 友(  )だちと うんこで ドッジボールを した。
   2. きみとは 親ゆう(  )だから、
    この うんこコレクションを あげるよ。
   3. うんこで むすばれた ゆう(  )じょう。


いやぁ、これは楽しいなぁ。
こどもたちは「うんこ」好きだから
みんな喜んでドリルをやっちゃうじゃないかなぁ。



そう言えば先日、同居人のお供で
銀座のバーIAに行ったとき
赤坂で年間1億円飲み代に使うと噂されている伝説のオッサンが
店に取り巻きたちとやってきた。
このオッサンが「あいつはうんこだ。こいつもうんこだ」
と店にいる間中喚いていて
オッサンたち以外全員難儀した。


同居人は以前このオッサンと話したことがあって
「あ、わたし、ぜんぜん大丈夫」と平然としていて
店のユミちゃんに大尊敬されていた。
このおっさんに『うんこ漢字ドリル』を教えてやったら、
喚くだろうか、喜ぶだろうか。


日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生

日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生


どんな編集者が発案し、
どんな経営者がGOサインを出したんだろう。
版元の文響社、遊び心がありますね。
これだけの新聞広告を出稿できるのだから、
ヒットしているのは間違いない。
おめでとうございます!


できれば、僕も一冊欲しい。
誰かプレゼントしてくれないかな。


●●●
追記(2017年6月7日):
朝日新聞2017年6月6日夕刊(佐藤啓介記者)



   東京都町田市の男性会社イン(49)は
   5月初めに1冊購入した。
   大型連休中に、小学2年生の娘からせがまれたという。
   「勉強に関するモノを『欲しい』と言われたのは初めてで、驚いた。
   面白がって、あっという間にやり終えてしまった」
   (中略)


   発案は2年ほど前。
   映像ディレクターの古屋雄作さん(40)が作った
   「うんこ川柳」の商品化を考えていた文響社の山本周副社長(40)が、
   「子どもが学ぶ漢字と結びつければ、受け入れられるのでは」
   とひらめいたという。
   (中略)


   試作品を複数の学習塾に持ち込み、
   児童や親の反応を繰り返し確認。
   迷惑行為やいじめにつながりかねない表現は避け、
   「教材としての質にこだわった」という。



5月30日現在の累計発行部数は
227万8千部。
面白いだけでなく
作り手たちが教材としての質にこだわったのが素晴らしいね。
子どもたちに選んでもらって大ヒット。
おめでとうございます!
新聞一面を飾ったんだから
うんこ漢字ドリル』、凄いや。