さむいひは おとくだよ


スクラップブックから。
讀賣新聞2017年4月27日朝刊/28日朝刊。



讀賣の連載コラムで
僕が楽しみにしているのが「こどもの詩」。
びっくりするくらい新鮮な視点、言葉づかいの詩に
出会えることがある。


   おとく
   吉永塁・6歳


   ママ いつでも
   ぼくのこと
   ギューって(だきしめて)
   していいよ
   ぼくはあったかいから
   さむいひは
   おとくだよ


   (1995年)



   この詩に
   川崎洋さん(引用者注:二代目選者)は
   「かわいいというか、
   ずるいというか、
   かしこいというか、
   もうたいへんなものです」
   と評を添えた。
   (以上、4月28日付同紙朝刊より引用)


こんなことを言われたら、
ママ、たまらんでしょうね。
吉永塁くん、いまはもう
27、8歳になっているんですね。



歴代選者は、山本和夫さん(文学者)、
川崎洋さん、長田弘さん、平田俊子さん(いずれも詩人)の4人。
約200作品を収録した精選集「ことばのしっぽ」が発売中。
まだ都内5区の図書館には入っていなかった。
いずれリクエストして借りてこよう。



ことばのしっぽ - 「こどもの詩」50周年精選集

ことばのしっぽ - 「こどもの詩」50周年精選集


1999年掲載の詩「ねこ」を基にした
アニメ動画も公開中。