Webster's New International Dictionary 2nd Edition(1947)


6月の終わり頃届く予定だった古書が連休中に届いた。
Webster's New International Dictionary of English Language
(second edition, 1947/全2巻)だ。
先日逝去した渡部昇一先生が著書で推薦していた辞書で
長い間、手の届く価格で買える出物がないか探していた。
その後出た第3版でなく第2版というのが先生に教わったこだわりだ。



(ロンドンから三週間の長旅。包装が破れてたどり着いた)


Amazon.comに注文した古書が
先方から理由明記なしで二度キャンセルされた。
たぶん重たくて米国外に送る手間がかかり、
書店が提示した送料では足りないのが理由だろう。



(予想以上に保存状態がよかった。図書館廃棄本のおかげだ)

(禁帯出書籍だったんですね。ま、重すぎて、持ち歩けないけどね)


AbeBooks.com
図書館廃棄本の出物が見つかった。
ロンドンSchool of Oriental & African Studiesの元蔵書だ。
大ラッキー!
本体価格$14.82に送料$7.75で計$22.57。
安すぎる!と感動していたら売り主の書店主から、
「日本に送るには重すぎて追加送料$34.68かかる」と言ってきた。
黙ってキャンセルしない分、アメリカの書店より良心的だ。


追加送料を払っても計$52.75(6,720円)。
務めている会社の予算達成の金一封10,000円を
シニア社員の僕もいただいた。
書籍購入資金として取って置いたのだ。
大丈夫、お釣りが来る。



60万語収録。
発売当時、世界のあらゆる言語で最大収録語数の辞書だった。
文学作品の古典を読むときに大変重宝するというのが
渡部先生が第2版を推薦する理由だ。
(第3版は編集方針が変わり、収録語数も減った)


大事に読もうと透明カバーを付けて補強した。
896円也。
合計7,616円の投資で、
英語をめぐる知的生活まで補強できるなんて。


世界のどの書店の在庫でも我が家で注文できる。
貨幣の力で国境を越える、
グローバル資本主義の利点の一面だね。
日本の古書店では版や状態によって価格が上下するが、
20,000〜35,000円(送料別)が現在の相場。



(透明カバーの補強で、少々濡れても大丈夫!)



(辞書の神さまのひとり。Noah Webster)