七輪でスペアリブを焼いた


それぞれ副職で稼ぎながら女優の仕事を続けている
T、Kがやってくる。
Tの誕生祝いのごはん会である。
お互いプレゼントはなしにしようと決め、
集まって酒を飲み、美味いものを食べ、
雑談を楽しむだけの、ごくごく内輪の会だ。
副会長は落語の会に出掛けたので、本日、男性は僕ひとり。



(個人店だけあって、手書きPOPが面白い。ブルーベリーのタルト。
「見た目はあまり良くありませんが、味はおすすめです」だって)


近所の洋菓子店キャトル・セゾンで
ガトーショコラをホールで買う。
ろうそくは3本だけ別でもらって、
チョコレートのネームプレートをお願いする。
僕も料金の半分を負担して、ささやかなお祝い。



到来物のスペシャルエビスビールで乾杯した後は
僕がウェルカムカクテルを作る。
氷たっぷり、タンカレージン、青森リンゴジュース、
カンパリ少々、仕上げにミントを浮かべる。
色が綺麗で、涼しげな口当たりが女性陣に好評。


日程が決まったときから
ふたりとも同居人の手料理をずっと楽しみにしてきた。
暑い日だったけれど、庭の七輪で炭を熾し、
ソーセージ、たっぷりハーブを擦りつけたスペアリブを焼く。
粒辛子を少々のせて、いただく。


「おいしいね」「おいしいね」
とみんなでかぶりつき、ほぼ完売。
猛暑でも食欲が落ちないのはさすが。