スクラップブックから
朝日新聞2018年3月28日朝刊
佐川元国税庁長官証人喚問
肝心の「なぜ」「誰が」に答えなかったと
多くの識者が佐川氏の答弁を批判する中、
鈴木宗男元衆院議員の指摘が静かに異彩を放っていた。
喚問は質問の事前通告もないので、
その場でどう答えるかの判断を強いられる。
特捜部の聴取が想定される佐川氏が繰り返し答弁を拒むのは、
訴追の可能性を考えれば当然だ。
2002年、北方四島支援事業への介入疑惑で
証人喚問された経験を持つ鈴木宗男さんの発言は
大衆受けを狙っていない分、重みが違う。
文化放送「くにまるジャパン極」(3月16日放送)での
作家・佐藤優さんの発言はこうだ。
佐藤: あるいは逆に、ウソをつきたくないから、
「私自身、刑事責任を問われる可能性がありますから、
この件に関してはお答えを控えさせていただきます」
というのを10発ぐらい連発したら、
世の中のイメージとしては、
「佐川さん大阪地検特捜部直行ですね」
というイメージになります。
“佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」vol.129”
(2018年3月28日配信/講談社現代ビジネス)より引用
証人喚問でこの答えは10連発どころではなかった。
佐川さん、大阪地検特捜部直行か。