勤務先で、引越のたびに大量に廃棄される書籍を眺めて
「なんとかできないか」と思った同僚たちがいた。
20年以上続く「古本市」になった。
売上はすべてチームが選んだNPOに寄付される。
売れ残りが出ると保管に困るので
今年は「よりぬき古本市」と銘打ち、
人に読んでもらいたい本を厳選して寄付してください
とお知らせがあった。
（同僚の推薦の言葉がポストイットで貼ってあったりして楽しい）
僕は『ナイルパーチの女子会』『君の膵臓を食べたい』
『羊と鋼の森』『鳩の撃退法（上下）』など6冊の人気文庫本を進呈。
完売したので、1冊100円 x6=600円の売上達成。
二日目に市を覗き、6冊購入。
1冊100円 x6=600円。400円寄付してきた。
600＋400＝1,000円。
ささやかな貢献だけど、そこはかとない充実感が残る。
本が回遊し、次の読み手に届き、ここぞと選んだNPOに寄付がいく。
元手ゼロ円でもできることがあるね。
