納豆ご飯と街娼

旅に出て日本食がなくてもそれなりに
過ごす術は身につけている。
それでも朝昼パンやハムやタマゴや
サラダだったらせめて夜くらいは温かい汁ものや
ご飯くらいは食べたい。
だからホテルのそばにある
二軒の中華料理屋とベトナムレストランはとても重宝している。
二週間の長丁場になると、ぐったり疲れたり、
ここらで気分転換したいときには日本食が効く。
自転車で30分以上走るのだが、
今夜は日本食レストラン「五行」に出かけた(写真)。
メインのお寿司より、おつまみの枝豆やら
おひたしやら、ひじきやら、酢のものがうれしい。
仕上げは味噌汁かけご飯とイカ納豆ご飯。
予想していたものと違うものが出てきたので
結局お代わりして二膳いただいた。
さて、帰り道。自転車でふらふら走っていると、
白い服を着たお姉さんが目に留まる。
あれあれ、等距離にお姉さんが次々立っている。
そうか、街娼か。年の頃は30代半ばに見えるが
夜目遠目なので、判定は定かではない。
白い服は夜道でも目立つためなのか、
自動車を運転する人からでも一目で分かる服装というわけだ。
えっちらおっちらペダルをこいでようやくホテルにたどり着いた。