ウナギの寝床で餃子を食らう



上野の国立博物館に「国宝・阿修羅展」を観に行った帰りに
アメ横で昼ごはんにした。
どれどれと歩いていると、店の外で待っている人がいる。
昇龍」に入ってみる。



店の名物らしき焼き餃子(450円)を注文してみた。
写真では分かりづらいが、
一個で三個分のボリュームはあるジャンボ餃子。
皿との比較で大きさを想像してみてほしい。
なるほど、これにライスの中(200円)を付けたら充分一食だ。



カウンタ−のみのウナギの寝床のような中華料理屋で
12、3人も並べばいっぱいになってしまうが
次から次へ客が入り、
おばちゃんが注文を時々間違えながらもさばいている。
キッチンではおじさんが汗をかきながら、
焼いたり炒めたりと大車輪。
こうした勢いのある店にまずい店はめったにない。


一緒に頼んだ焼きそば(700円)も量がたっぷりで、
若者にはうれしいね。僕にはちょいと多すぎた。
だって、餃子があんなに大きいなんて知らなかったからね。



この日、一番行列ができていたのは、
「すし食べ放題」の店。
上野には、新橋にも銀座にも新宿にもない独特の雰囲気がある。
21世紀になろうと決してあか抜けない感じが
人間くさくてたくましいですね。