大根とのらぼう菜の種を蒔く


週末の秘湯会はまず畝づくりと種蒔きから始まる。
二週間ほど前に有機肥料アーゼロンを混ぜ入れ、
土になじませてきた。
きょうは微生物たちのご飯にあたる
米ぬか300グラム(米屋で300円)を畑に混ぜ込む。
試しに舐めると穀物特有の甘い味がする。



そして野口の種、大根とのらぼう菜を蒔く。
秋大根は9月第一週に蒔くとその後の生育がいい。
これまでのデータから経験的に分かっていることである。
秘湯会もその教えにしたがう。



青菜類は同時にできすぎると
食べきれずに処分することになるから畝半分にしておく。
うまく生育してくれれば
親しくしているご近所にも配るくらいは収穫できるはずだ。
すべてはこれからの天候と土中の微生物の働きと、
秘湯会の丹精にある。



我が家がいつも買っている佐渡島のN米店のおばさんの話では、
今年の夏は日照時間が不足して米の生長が遅れている。
新米を味わうにはしばし待たなくてはならない。
夏野菜もタマネギやらなにやらうまく育ってくれなかったそうだ。
気候が相当おかしくなっているとおばさんは指摘する。
確かに秘湯会の畑でも夏野菜は例年ほどの収穫には至らなかった。



気になる新米の様子だが、
ここのところ日中と夜間の気温差が大きくなってきたため、
米の食味はよくなるだろうと地元佐渡の人たちは言っている。
秘湯会の畑でも大根とのらぼう菜がうまく育ちますように、
と畑の神さまにお祈りしておいた。