僕のホームグラウンド新橋で一杯やろうかな、
と思った帰り道。
歩道まで客がはみ出し賑わう店がある。
黙って通り過ぎる訳にはいかない。
覗いてみねばなるまい。
築地に本店を持つ銀だこが
いまや絶好調の角ハイボールとコラボレーションした
立ち飲みの店である。
先月オープンしたばかり。
ウィスキー樽のテーブルに相席させてもらって
しばしメニューとあたりの客を観察する。
どうやら50人近く入っている。
たこ焼きが9種類、ハイボールが7種類、
この二品目がこの店の両エースである。
後は枝豆、つぼきゅう(小さなつぼに味付けした胡瓜に
白ごまが振ってある。お灸ではないよ)などの
軽めのメニューがいくつかあるだけ。
実にシンプル。
1,500円もあれば軽く飲んで
ちょいとつまんで、お釣りがくる。
不況だ、不況だとみんな言うけれど、
工夫する店にはこうして客が集まり、
みんなニコニコしながら飲んでるじゃないか。
僕は新橋の持つこうした生命力がキライではない。
(銀だこバーに寄る前に
カーヴ・ド・リラックスで有料試飲。
6種類試して今夜は写真上ポルトガルの白が儲けもの。
値段以上に楽しめること請け合い。
写真下シャブリは一口目はさほど印象的ではなかったが
時間がたつにつれどんどんおいしくなっていった。
グラン・クリュの実力ですかね、とバーの男性は言った)
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