じゃがいもを埋めたあたりの土が割れ始め
芽が出てきました。
「会長、じゃがいもには水まかないでください」
と副会長が言う。
じゃがいもは高原が原産地だから乾燥を好むのだ。
小松菜の芽をピンセットで間引く。
間引き菜はちゃんと食べてあげるからね。許してね。
絹さや、スナックエンドウ、ブロッコリーは
これから四月の陽射しを浴びて大きくなってゆく（はず）。
「産直友の会」メンバーがリヤカーを引いて、
無農薬・低農薬の野菜を売りに来た。
水曜土曜にこのあたりを回っているのだそうだ。
トマト(150円）2ケ、ほうれん草（150円）、
竹の子（850円）2本、試しに買ってみる。
「値段が駅前の高級スーパーと同じだよ」と同居人が一言。
男「あ〜、よかった」
同居人「よかったじゃないよ。高いよ」。
おじさんふたりが野菜に詳しくないのがちとつまらん。
リヤカーだったらふたりじゃなくひとりで商売しないと
固定費がかかるな、と僕は経営視点から余計な心配。
ともあれ、夕餉の焼き竹の子は美味で
日本酒が進んだからよしとするか。
秘湯会も野菜を収穫したら
リヤカー引いて売ってみるかな。
