築地「魚竹」にやってきた


ロサンゼルス、ハワイに住む友人のGさんが東京に来ている。
Gさんは映像ディレクターであり、プロデューサー。
東京にも住まいと仕事場を持っているのだ。
Gさんとの付き合いはもう15年になる。


いつも新領域の仕事に挑戦していて、
最先端の技術や機材の勉強にも余念がない。
世界を舞台に活躍する知と映像の遊牧民なのだ。
東京に帰ってくるたびに会って話をすることにしている。



さとなおさんのブログを読んでいて、
久しぶりに築地「魚竹」に行きたくなった。
よし、「魚竹」でGさんをもてなそう。
僕が築地のオフィスに勤めていた頃に
週に一度か二度は、昼ご飯や夜のお酒で通っていた店だ。
酒も肴もご飯もすべてうまい。


カウンターのみ十数席の店だから、
予約は18時30分までしか取れない。
Gさんとの待ち合わせは某所で19時だ。
ダメ元でとにかく行ってみるしかない。ままよ。



僕の予想に反して、金曜日にも関わらず、すんなり入れた。
これほどの店でもこの頃はかつてのように
いつも満員ではなくなっているようなのだ。
より安く飲める立ち飲み、家飲みが流行っている影響も
もちろんあるに違いないが、
いったい世の中、どうなっているんだろう。


経済が回復基調にあると政府や日銀が発表しても
こうして市井の現実はまったく違う。
居酒屋の客の動きを観察している方が
よっぽど経済の動きが分かるのだ。



ちなみに「魚竹」が公式発表した
先週のベスト5は以下の通り。


   一位 あじ昆布〆
   二位 刺身三点盛
   三位 肉とうふ
   四位 厚焼玉子
   五位 竹の子煮


二位の刺身三点盛は除いて、後は全部注文した。
ちょいと甘めの味つけの厚焼玉子がなんともうまいね。