都立多摩図書館に行ってきた

往路20.1km。復路22.5km。
ラソンの話ではない。サイクリングである。
こないだうちから古書店やネットで探していた本が
国立国会図書館東京都立多摩図書館に保存されていることが判明した。



国会図書館の検索サイト
「総合目録ネットワークシステム」は実に有能である。
探している本がネットワークしている図書館のどこに所蔵されているか、
一発で検索できる。金がかかっているね。
本をお探しのみなさんに、利用をおすすめしたい。



  (休日の朝は手絞りの夏みかんジュースから始まる。
   ビタミンたっぷりで、飲んだ翌朝はことにおいしい)


大型連休第二日。
運動がてら、立川にある都立多摩図書館
愛車ゼファーで行くことにした。
ゼファーはいまは無き東京サイクリングセンター板倉さんが作ってくれた
オーダーメイドの自転車である。
もう十数年乗っているが、これほど遠出することはなかった。
幸い、天気もいい。



  (立川市内の交差点。
   クラブ、ホストクラブの看板がやたら目につく)


途中で水筒の番茶を飲んで一服しながら2時間。
トラックに危うく後ろからひかれそうになったが
なんとか無事にめざす都立多摩図書館にたどりついた。
備え付けのパソコンで検索する。あった、あった。
請求票をプリントアウトし窓口に持って行く。
貴重本なのでたぶん借りられないだろうと思い、
ここで閲覧していく考えでやってきたのだ。



ところが、どうだろう。
幻の著書は外部倉庫にしまってあり、
請求してから2-4日かかると言う。
落胆を顔に出さぬようにするが、
幻の著書はするりと僕の手から消えてしまった。



  (朝のうち、家の庭にパラパラッと天気雨が降る)


それでも収穫があった。
僕の住む町にある図書館から請求すれば、
多摩図書館スタッフが外部倉庫から幻の著書を引き上げ
その図書館に送ってくれることが分かった。
どうやら、閲覧だけでなく貸出もしてくれるようなのだ。
税金は払っておくものですな、みなさん。


ゴールデンウィークにはきっと間に合わないだろうが、
請求して辛抱強く待てばどうやら尊顔を拝することはかなうらしい。
幻の著書を追う僕の旅はまだまだ続くが、
うまくいったあかつきにはデジタルノートで報告したい。




  (梅の湯は、「立川の湯屋敷」である)


行きがけの駄賃代わりに
立川1番・梅の湯につかってきた。
昨日の新宿16番・梅月湯に続いて、梅つながりの銭湯めぐり。
ビルの谷間に小ぶりな露天風呂が付いている。


しかし、のんびりつかっている訳にはいかない。
道の分からぬ町で日が暮れてしまったら、迷子になってしまう。
一橋大学の国立キャンパス、山口瞳先生が暮らした谷保あたりで、
ずいぶん暗くなってきた。早く幹線道路に出てしまいたい。
iPhoneGPS機能を頼りにようやく甲州街道に出る。
後は一直線だ。



  (明日から5月。僕は「天豆月(そらまめづき)」と呼んでいる)


往復で約4時間。迷った時間が1時間。計5時間。
いやぁ、きょうは疲れた!
これだけの距離を自分の足で走るマラソンランナーたちを
あらためて見直したよ。
僕にはできん。