Tokyo Copywriters' Street Live 4開催


Tokyo FMの番組から誕生したコトバのライブ、
Tokyo Copywriters' Street Live 4
渋谷のライブハウス、JZ Bratで開催された。
四回目となった今回はレギュラー俳優陣の大川泰樹、板東工に加えて
劇団☆新幹線の看板女優・高田聖子が参加。
これまでの3回とはまた異なる趣向でプログラムが組まれた。



参加したコピーライターはベテランから中堅・若手まで18人。
それぞれのコトバが競演する現代版ライブ万葉集のようでもある。
一倉宏、小野田隆雄、山本高史の3人は自作自演。
作者ならではの緊張感と、
それに入り交じってほどよいリラックス感が客席に伝わってくる。
なんせ、一字一句自分が書いたスクリプトなのだ。



  (会場で使う映像を提供したスプーンの向井プロデューサー)


完売となったおよそ100の客席には
参加したコピーライターはじめ、
さまざまなルートからこのライブを知った人、
ファンになった人が混じり合う。
業界のイベントでもなく、
ある年代の追憶のためのイベントでもない、
懐かしいけれど、未来がそこに開けている空気が会場を支配している。



  (左から大川泰樹、高田聖子、
   残念ながら顔が隠れてしまったのが板東工)


僕がこの日、気に入った演目は以下の通り。
クレジットは演者(作者)の順。


   こころを2で割った答えは 高田聖子(一倉宏
   タケシ 山本高史山本高史
   九十九里のアジのひらき 小野田隆雄(小野田隆雄)
   犬 高田聖子(岩崎俊一)


大川泰樹・板東工・高田聖子共演、
「小さなトラネコの肉球は」(一倉宏)のエンディングは、
17時01分から日没までのライブにふさわしく、粋だった。
希有のコトバのライブを可能にしたすべての関係者、
観客のみなさんのコミュニティに感謝したいと思う。



(文中敬称略)