桜を愛でる時間


東京のソメイヨシノは今週末が満開。
朝から雨がパラついたが午後から40%の確率で雨が上がる。
僕たちはもちろん花見決行。
歩いて5分の都立S公園に出かける。
メンバーは昨春と同じで同居人、副会長、
釣り部A氏、Y氏、それに僕の5人である。




雨のせいだろう、昨年はほぼ満員状態だったS公園で
花見するグループはいない。
先ほどまでいた一組も既に引き上げている。
僕たちはめったに取れない一等地に場所を確保することができた。
桜の木の下でありながら向こう側の桜並木が一望で見渡せる。
しばらくすると雲が割れて晴れ間が見えてきた。



「獺祭スパークリング」を楽しんだ後は
福島・喜多方の銘酒「奈良萬」を飲む。
東北の蔵元たちは自分たちが作った酒を
どうかいつもと変わらず楽しんでほしいと訴える。
ほどよい消費が、被災地の生産を支える。
こうした支援なら僕はこの先何年でも地道に続けることができる。



あたりが暗くなってくるとさすがに気温が下がってくる。
店じまいをして近所の井戸水銭湯S湯で温まり、
家でもう少し飲みながらよもやま話を愉しもう。
今年も友人たちと桜を見ることができて本当によかった。
来年もどうかこうした時間をみんなと持てますように。
東北や関東の被災地のみなさんも、
しばし桜を愛でる時間を持てますように。