カンヌを取ってもSpikesで落選


Spikesの審査も大詰めです。
実際に体験してみてなかなか基準が厳しいなと思います。
カンヌで上位のメダルを取った仕事も
ダウングレードしたり落選したりします。
受賞候補リストに残っても何度も議論の対象になる作品があり、
提起があり2/3の審査員の賛成があれば結果が変わります。
自分の会社の作品については投票も説明もできず
審査室から出るのがルールですから肩入れすることもほぼ不可能です。



でも、それでいいのかなとも思います。
広告賞の権威がいまどれほどあるのか客観的にはなかなか分かりませんが、
業界内でなぁなぁで選んでいればそれは自殺行為です。
厳しいくらいでちょうどいい。



でも、審査するのは生身の人間ですから
気力、体力、覚悟が要ります。
自分と向き合う作品にどんな評価をするか、責任があります。
楽なことではないんだなぁ、それが。
でもそのタフな環境でしか得られない経験があります。
何度やってもそう思います。
Spikes審査も後一日になりました。